2007年03月31日

憂い愁いて

悪意なき加害者が正論を振りかざす

矯正するふりしたお為ごかしに酔いしれながら

自分は正義なんだと礼賛まみれです

相手が血を流してることなんてお構いなしに罵り続けた


壊れきった社会にメスを入れよう

そこを開けばホラ 虚飾をまとったガキどもが列を成している

腐りきった集団にメスを入れよう

そこを開けばホラ 大人を気取ったガキどもが群れを成している


悪意なき被害者が正論を振りかざす

虐待されたと声高に主張する自分自身を哀れみながら

自分は弱者なんだと絶賛まみれです

相手が泣いてることなんてお構いなしに弾劾しだした


緩みきった人格にケリを入れよう

そこを叩けばホラ 純朴をまとったガキどもが列を成している

ただれきった個体にケリを入れよう

そこを叩けばホラ 大人になれないガキどもが群れを成している


悪意ある評者たちが糾弾している

「美しい国」は何処にいったと嘆きながら

自分たちは志士なんだと憂鬱まみれです

相手がいないことなんてお構いなしに吠え立てている


クソッタレでケガレなき大衆に捧げたいのは

アホンダラでなし崩しな正論と正論と糾弾だ

社会も集団もガタがきている

人格も個体もネジが一本抜けおちている


僕らはどうしたら良いんだろう

布団に籠もってモニタ上を眺めていても

世界は何ら変化しないんだ

未来も希望も夢だってゴミ箱へ


いつの日か来るであろう全ての死に心待ちだ

あるいは それだけが僕らの望む結末なのだろう

いつの日にか全てが終わる日を。
posted by ケロ太 at 16:17| Comment(7) | TrackBack(0) | 詩歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

別れを想う春に思う

よろこびを閉ざしたまま

別離を告げたきみのクチビル

曇らせた瞳の奥にだって

幸せを想った夕べ

春草が萌える頃にほどかれた掌が痛ましいけど

憂いの言葉はくちには出さない

勇気を出してサヨナラを告げよう

ありがとう

きみに出会えたことがぼくにとっての幸せの徴だった

ありがとう

きみこそがぼくの安らぎだった

これから交わされることのない縁の彼方へ旅立つきみ

きみの歩む道野辺に幸せの花が咲くって

ぼくは信じています

さようなら

お元気で
posted by ケロ太 at 16:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

花言葉

咲き誇った花言葉は散るすべを知らず

曖昧な笑みに戸惑い 春を想った

君の行方を追いかけても届かない

いとしさとかなしさとが堂々巡りに終わる

僕の心を分かち合って欲しかったのに

咲き誇った花言葉たちは静かにしおれた

よろこびとせつなさが連れだって歩くから

こんな風は目ざわりとそらを呪ったんだ

きみの心を抱きしめてあげたかったのに

こわばった片頬の緩みに遅すぎたことを悟った

僕のもとめる全てのものを捧げたかったのに

咲き誇った花言葉にさよならを告げた。
posted by ケロ太 at 16:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

腹と乳房 二考

抑圧された乳房の上で

僕はあしたを夢みている

諦めきれない夕べのうちに

誘惑された日々を浮かべて


鼓動を奏でる腹にもたれて

落っこちそうな夜空をながめた

ひたいにかかる手のぬくもりが

僕らの前途を予言している。


************


抑圧された乳房の上で

あしたを夢見る愚者の群体

諦観も冴えない夕闇の中に

誘惑された日々を閉じこむ


鼓動も奏でる腹にもたれた

落下していく空の狭間は

額にかかれたぬくもりという

箴言にも似た笑劇に過ぎないのか


腐るばかりの日常において

悦びばかりを託していても

嘘はけして拭えないだろう

私たちはすでに壊れている


飽きることのない喧騒のうちに

私とあなたの前途を見出す

夜は皮肉げに口をねじ曲げ

遠ざかる雲と哄笑を交わす。
posted by ケロ太 at 16:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

五行詩 四考

冬が逝った

春はまだ生まれていない

風が啼いている

雨はまばらに

そして夜が哂っている。


************


服から服へと移り行くきみの薫り

こころもまた移ろい行くのだろうか

脱ぎ捨てた衣の上で踊る黒髪

そしてまた

脱ぎ捨てられない黒髪の美意識。


************


裸のままで生まれた私が

終にまとう黒髪は

ながれる夜に身をまかせても

ついぞ脱ぎ捨てることは叶わないのだ

叛いた乳房を護るようにそれはやさしい。


************


さようならといわないで

あなたが褪せたわたしのゆめで

かすみがかった花のむこうへ

いけどもいけども辿りつけない

まって、いかないで、あなた。
posted by ケロ太 at 16:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

くちびるフェティシズム

くちづけを沢山したかのような女のくちびる

肉厚のぽってりとしたそのくちびるは、まるで

泣きはらして夜を明かした子供のように美しく

満面の笑みの中に埋れた愁いの花にも似て滑稽で好き。
posted by ケロ太 at 16:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「華麗なる一族」最終話を見た後で

覆われた空の眼差しの下

ひとりの狩人が希う

夢の微笑み

其を知る人はたれ?

不意にひらけた弥陀のひかりが

狩人の心を満たしていく

やさしい死が訪れたのだ。
posted by ケロ太 at 16:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

桜花 七考



ひとひらにまう

くれて



うれいのそらの

なみだ



うつろうこいと

わたし


************


花が舞う空に漂う

ひときれの世界

あなたを呼ぶ私の声が

届けよと願っています


暮れなずむ東の空は

愁いの色の私の微笑み

落日に燃ゆるあのかがやきは

あなたを望む私のかなしみ


空に舞う花の色と

全てを隠す宵闇の空

移ろう心におびえ続ける

私とあなたの願いのはなびら


************


そらを覆う花のしずくに酔うごとく

あいを願ったうれいの夕べに


************


春に花咲く櫻の花が哀しい程に明るく咲いた。

淫靡な色の意味を知ろうと粋がるようではイケません。

後ろ暗さの薄気味悪さは燻る夕べの赦されざる夢。

えもいわれぬ世界の駅のせせこましさに寝入ってみてた。

おとなしすぎた俺の想いは面白そうに火照って溶ける。


************


花が舞うのは私のせいで

花が散るのはあなたのせい。

伝う涙のしずくがぽとり

花の色を血で染めてゆく。

花に想うのあなたのことを

花に願うの私のことを。

花が満たれば帰ってきてね

花の下からあなたを待つから。


************


愁えた私がみている景色の

かすみがかったような夢の痕

怯えた空のひとかけらさえ

なし崩しに溶かしてゆく

壊れたハープの音色が願う

くすぶる思いの色に染まった

血のように淫らで浅墓でそして

深く私を捉えていく

お前が

憎らしい。


************


きみに想うこの色の豊かさは

僕の心を狂わす花とおなじだ。


その唇、その瞳、その耳たぶ、その頬っぺた

何もかもが愛らしいきみを僕は想わずにはいられないんだ。


そして、その乳房の甘い音色が僕を悩ませていく

不義道すらすべてまやかし。


きみがいとおしい。
posted by ケロ太 at 16:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

暁の星 三考

月のない空にうがたれた暁のほしの

精妙なるこどくを我が身にたとえれば

あらがえぬ日輪のけだかき御心に

ゆるされざる妬心をいだく魔王のそれにも似ている。


かつて人は陽光の中にこそ安寧をみいだし

あたたかな慈母の眼下でこそ享楽のうたげに没頭した

然れどもひとたび夜の帳が街をつつめば

ただひとり孤高を望む覇王のまなざしに人はおびえ震えるばかり。


いとしくもかなしい夜の王

己を恃む狂王の絶望のひかりに私はなにを観るのだろうか

華燭の灯にもおとるかぼそき明かりに惹かれてやまない

ひとつぼしに目を奪われていた。


あるいは

心すら。


************


月のない空に穿たれた暁の星の

精妙なる孤独を我が身に譬えれば

抗えぬ日輪の気高き御心に

赦されざる妬心を懐く魔王の其にも似ている。


嘗て人は陽光の中にこそ安寧を見出し

温かな慈母の眼下でこそ享楽の宴に没頭した

然れども一度夜の帳が街を包めば

唯一人孤高を望む覇王の眼差しに人は怯え震えるばかり。


愛しくも哀しい夜の王

己を恃む狂王の絶望の光に私は何を観るのだろうか

華燭の灯にも劣るか細き明かりに惹かれてやまない

孤つ星に目を奪われていた。


或いは

心すら。


************


叛星に恃む二十のふるえる手 哀愁の夜に君を思わん
posted by ケロ太 at 15:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

眠れる恋姫

大好きで大好きで大好きなあなた

みつめあうほどに惹かれていく

触れ合えば世界は開かれ

口を吸いあうほどに私が咲いていってしまう


好き

大好き


大好きで大好きで大好きなあなた

私以外のひとを見ないで

あなたは私の物なのだから

縊り殺して眠らせてあげる


冷たくなったあなたは嫌い

ゴミ箱に捨ててまた歩き出した
posted by ケロ太 at 15:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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